ここ数年来、久々のヒット。
タイトルに惹かれて、あまり期待せずに買ってみたのだけれど、これが面白くて面白くて・・・。
簡単なストーリーは、平戸藩の御船手方書物天文係を勤め、大の星好きで変わり者と言われる主人公・雙星彦馬のもとに、上司の紹介で美しい娘・織江が嫁にやってくる。
そしてわずかひと月で自分のもとを去った織江を追うべく、彦馬は彼女が向かったとされる江戸に向かうのだが・・・。
というところ。
それでこの話、本当にとても面白い。
なぜって、キャラクターがみんな個性派揃いで、当時の江戸の飄々とした雰囲気とともに描かれているから、ぐいぐい話の筋に引き込まれるのだ。
主人公の彦馬もそうだし、世間の荒波を渡ってきたからこそシビアで、そしてだからこそ純粋な彦馬に惹かれる織江。世話好きな親友、変わり者だが頭脳派で剣の腕もめっぽう強く、そして女性にもモテる、一昔前であれば主人公タイプの平戸藩の元藩主・・・などなど。
私は時代劇ものと言えば、柴田錬三郎が最高にスゴイと思い込んでいたけれど、なかなかどうして、こちらも素晴らしい。
難を言えばチャンバラ的要素が足りない気もするけれど、それを差し引いてもじゅうぶんにイイ!
これから風野先生の本、どんどん読んでみようと思う。
あー、久し振りに時代劇モノでいいもの見つけた♪
かなり嬉しい☆